meiml’s diary

韓国ミュージカルにはまってしまった人のブログ。韓国語わかりませんが頑張ってみています。最近好きな俳優さんが増えてしまって困っています。

ミュージカル『インタビュー』2018-10-6 ヒューリックホール東京(有楽町)

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ミュージカル『インタビュー』

2018-10-6 ヒューリックホール東京(有楽町)




なんか長く感想書きたいけど長く書く場所がない!!と思って急にブログを開設してみました。

いや本当大した感想なんて書けないんだけど笑、私は人の観劇レポとか読むの大好きなので…多分釜山フランケンの感想も長くなるなっていうのもあり、あとは渡韓記録とかここにしていこうかな〜的なノリで🙌



今日は有楽町マリオンの元TOHOシネマのホールで『インタビュー』を観てきました!!

ありがとう!日本でやってくれて!有楽町で!ありがとう近い( ;  ; )

去年、釜山のVIXXのファンツアーに被って泣く泣く諦めたインタビュー。ギョンスさんやドンファさんで観たかったけどみれなかったインタビュー。(韓国で今年9月までやってた)



元々このミュージカルは何度も再演されててレポもたくさんあるし、去年観に行けないってわかった時にあらすじとか読み漁ってたので大体の流れはわかってたし、今年の8月にチョンドンファさんとイゴンミョンさんの回がVappで配信されてみてはいたんだけど、やっぱり生で観ると感動が違う!!

しかもYouTubeでみてた時に유진의 반격(ユージンの反撃)で素敵だな〜と思ってたイソングンさんがユージンキム先生✨



お話自体は、クリミナルマインド(アメリカのシリアルキラーに対抗するプロファイラー達のドラマ。めちゃくちゃ面白いけど、めちゃくちゃ怖い)で何度も通ってきた「幼少期のトラウマにより精神障害を引き起こしてシリアルキラーになった悲劇の殺人鬼」なので、割と自分にはスッと入ってきた。笑

しかし流れと展開が物凄く良く出来てて、観ながら次々謎が解けていくスリルがめちゃくちゃ面白かった!!

なんでこんな脚本を書けるのだ…それを曲と舞台と融合させてこんな凄いミュージカルに…これが天才か…?

明日観に行くミュージカル『SMOKE』も同じチームの作品らしいので、とても楽しみ。



えねねんのシリアルキラーの多重人格役という観る前からわかるヤバさにかなり身構えて行ったけど、終わった今の感想としては、お話の通り同情出来る不運な子って感じでまぁとにかく可哀想だった。

映像でしかみてないけど、ギョンスさんやドンファさんに比べると各人格は全くの別人というよりは、なんとなくノーネームの支配下で作られてそれぞれが必要な役割をこなしてるって感じが強かった。それくらいノーネームが怖くて圧が強かった。

夜公演割と前で観れたんだけど、えねねんが蹲って指がふっと上がった後に顔を上げたらノーネームになってて震えが来た!この人、凄い。。



思ったことひとりずつ。


・マット

物語を書き始めた時のスッと伸びた背筋のきれいなこときれいなこと。隠しきれない育ちの良さ。笑

あとずっと手を擦り合わせて落ち着きなく動いてるとこがもう後から思うとめっちゃ可哀想だよね…面接とかそんな気持ちで来てるんじゃないもんね……

マットはウッディがそのまま大人になった青年って感じのビビリ笑顔が可愛い子だった笑


・ジミー

ボタンひとつ開けるか開けないかであのガラの悪さ!!笑

ドンファさんのシャツ全開を見た後だったので逆の意味でびっくり。

天気が気に入らないって気持ちめっちゃわかる〜〜どうしようもないから更にイライラするよね〜〜って思いながらみてた。笑

煙草の煙を先生の顔にふーって吹き掛けたり、椅子蹴ったり、普段のえねねんでは絶対見れないシーン。ご馳走様です🙏


・ウッディとアン

可哀想の嵐……いっこわかんなかったんだけど、アンはなんでジョアンを嫌ったの?なんかされたん…?

ウッディは怖がりで痛がりで人より辛いはずなのになんで痛み担当なの?可哀想すぎるでしょ…


・ノーネーム

あ〜〜怖かった。えねねんの元から持つ絶対支配者感が存分に発揮され、口では「人格?それぞれの人間ですよ」って言ってるけど全部あなたの掌の上でしょ…って思ってしまう。

人格が入り乱れるシーンでめちゃくちゃ荒れてるジミーの数倍、落ち着いた声で悟すように話すノーネームの方が怖かった。。

クリミナルマインドで履修したこの手の話は大体この裏の主人格的なやつが悪いけど、この話は違うからより悲しい…


・イソングンさんのユージンキム先生

なんというか熱くて同情的な先生だった。イゴンミョンさんの先生と比べるととてもマット寄りというか、優しい先生という印象。

歌うまーーーい!!!最後の畳み掛けるような先生の유서(遺書 rep)!!素晴らしかったーー👏ありがとうございます日本まで来て歌ってくださって…

この先生が実はオフィーリア殺人事件の被害者(後から殺した5人の内1人)の父親だったのだ…!!っていう設定が再演であって、今はまたなくなった、ととある方のブログで読んだのだけど、それを踏まえると更に悲しいよね。

マットの弁護的なことをしているということは、精神科医としての信条を個人的感情より優先してるってことだから…


・キムジュヨンさんのジョア

ねえお姉ちゃんも人格解離してない…??

子供の頃の歌声がまさに天使!!お母さんの時に同じ歌なのに全然違ってそれもすごかった。びっくりした。

常に明るくて可愛くて残酷なジョアンだったけど、ふと辛そうな表情をする時もあって、最初に赤ん坊だったマットのただ1人の味方になった時は純粋に姉としての愛と正義からだったんだろうな、と思うと辛かった。お姉ちゃんも耐えられないもんねあんなの……でも酷いよとりあえず小説は読んであげてよ、頑張って書いたんだよ…( ;  ; )


・えねねん

昼も夜も最初はちょっと声辛そうかな?と思ったけどノッてくるとめちゃくちゃ声出るのね?!

今まできちんとえねねんの演技に触れたことがなかったけど、今回こんな濃密な舞台で感じることが出来てとても幸せだな、と思った。しかし痩せすぎで心配になる…

急にカーテンコールでニコニコで出てくるととても辛いのでやめてほしい。笑

でも今回マットはとりあえず死んではないので、アホみたいに泣くことは避けられた。。(今まで観たミュージカルで一番泣いたのはフランケンシュタインのパクヘナエレンがカーテンコールでお辞儀した時でした笑)

でも彼が欲しかった「たったひとつの小さい家」は自分の居場所だよね。それを得るためにこれからまず罪を償わなきゃいけない…それしか道はないって最後に先生が言うけどこれかなり救いがないよね。あれ結構観てるこちらにとってもキツイセリフだと思った。死んではないけど、より救いがないというか…



いや〜このちょっとモヤモヤが残る感じも、また観たいと思わせるから本当に良く出来たミュージカルだ。笑

明日明後日とあと2回同じキャストで観れるので、また違う解釈や新しい発見があるかもと思うと楽しみ。でも心もつかな?笑